モンスターファーム2と初代モンスターファームの違いをまとめた記事です。育成からバトルシステム、モンスターの種類まで1と2の違うところを集めてみました。
どちらかしかプレイしたことがないという方も、モンスターファーム2をプレイしたのは昔なので覚えていないという場合でもモンスターファーム2移植版に備え参考にしてみてくださいね。
モンスターファーム1と2の違い
モンスターファーム1とモンスターファーム2のゲーム内での目的・目標は共通しています。それはモンスターを育てて4大大会に出場し、ブリーダーランク「名人」を目指すという点です。
目的や目標は同じであるものの、そこに至るまでのモンスターの育成・大会やバトルの仕様、4大大会に出場したあとなどは1と2で違っています。
モンスターの種類
- モンスターファーム:20種族・215体
- モンスターファーム2:38種族・391体
初代モンスターファームでは20種・215体(移植版新モンスター除く)のモンスターを育成することが可能でしたが、モンスターファーム2でその種類はさらに増えています。
モンスターファーム2では38種・391体のモンスターが育成可能で、育てられないもののモンスターカードとして残る特殊なモンスターを合わせると408体登場します。
1に居て2に居ないモンスター
- ディノ
- マジン
- ラクガキ
- ディスク
MF1で登場したモンスターのほとんどが2にも登場しますが、一部登場しないモンスターもいます。それが上記の4種類ですが、ディノはロードランナーという種に置き換えられています。マジンやラクガキ、ディスクは全く登場しませんが、石盤再生を行った際には別のモンスターのレアモンになります。
モンスターの入手・街の施設
モンスターの入手方法や街の施設もモンスターファーム1と2では異なる部分があります。
モンスターの入手・再生方法
- MF2には石盤再生がある
- MF2ではマーケットのモンスターが季節ごとに一部変わる
- MF2にはCD再生で入手できないレアモンがいる
モンスターファーム1と2では共通して「CDからモンスターを再生する」ということが可能です。また、CD以外にもマーケットという施設があり、そこで用意されたモンスター3種類から好きなものを選んで連れて行くということもできます。ただし、モンスターファーム2のマーケットで売っているモンスターは季節ごとに一部変わっていました。
また2には石盤再生というシステムがあり、前作(モンスターファーム)のセーブデータが入ったメモリーカードを持っていると、そのデータから冬眠中のモンスターを選んで再生することが可能でした。
石盤再生でしか入手できないレアモンがいるほか、アルバイトというポケステを使ったミニゲームでしか入手できない合体の隠し味もあります。それを使用して誕生するレアモンもいるなど、レアモンの入手方法がCD一択ではないところがMF1と違っていました。
アルバイト
アルバイトは街にある施設で、モンスターファーム1にはなかった要素です。当時ポケットステーション(ポケステ)という小型の携帯型ゲーム機がありましたが、それを持っているとミニゲームができ、ポイントによってお金やアイテムを手に入れることも可能という仕様になっていました。
育成関連での違い
モンスターファーム2はモンスターファーム1に比べると、育成の難易度が増しています。その理由を以下で紹介します。
アイテムは1週1個
モンスターファームでは1週に何個でもアイテムを投与することができました。それによってまとめて薬を与えドーピングを行ったり、まとめて疲労やストレスを除去したり、延命をしたりすることも可能です。しかしモンスターファーム2では基本的にアイテムは1週1個しか与えることができません。そのためモンスターの寿命管理が難しく、フルモンを育成するのも簡単ではなくなっています。
延命アイテムは1モンスター1個
MF1では「黄金モモ」や「卵カブリ」という延命アイテムを1モンスターに何個でも与えることが可能でした。MF2にも「黄金モモ」と「白銀モモ」の延命アイテム2種類が存在しますが、それぞれ1モンスター1個ずつしか投与できません。
仕事はトレーニングへ
モンスターを育成する際、モンスターファームでは「仕事」をさせてパラメータを上げるのが基本でした。その際に軽仕事・重仕事に応じた報酬を受け取ることができましたが、モンスターファーム2は仕事が「トレーニング」に変更されています。トレーニングであるため、もちろん報酬は受け取ることができません。ですが、モンスターがトレーニングしている姿を3Dアニメーションで眺めることができます。
トレーニングの成果
MF1では成功か失敗(もしくはサボる)しかなかった仕事の結果ですが、2のトレーニングは結果のバリエーションが少し増えています。増えたのは「大成功」「成功?」のパターンです。
トレーニングが得意なモンスターもいる
モンスターファーム2では種族によって得意なトレーニングを有するモンスターもいます。そのモンスターが得意とするトレーニングをさせると、パラメータが少し多く上昇します。
おねだり
モンスターファーム1ではふまじめなモンスターのみが休養を要求してきましたが、モンスターファーム2ではおねだりの種類が多様化し、甘え度やヨイワル度によっておねだりしてくる確率が違ってきます。具体的にはアイテムを要求したり、遊びに誘われたり大会出場を要求してきたりします。
遊び
モンスターファーム2ではトレーニングさせようとすると、モンスターが遊びに誘って来ることもあります。遊びの種類は泥合戦・押し相撲・スパーリングなど。遊ばせてやると疲労・ストレスが減少します。
モンスターデータ関連
モンスターファームでは各能力値と覚えている技、戦績などがシンプルに表示されていたモンスターデータですが、2になると種類が少し増えています。
ヨイ・ワル
MF2のヨイ・ワル度は、MF1の「まじめさ」という表現が近いでしょう。ゲーム内でそれを数値としてみることができなかったデータですが、MF2ではヨイ・ワルという表記がされています。激ヨイ~激ワルまで5種類の性格があり、このデータはトレーニングの成功率・ヨイワル技の習得に関係しています。
好き・嫌い
モンスターファームではなかったモンスターの好みというデータが2にはあります。モンスターにも好きなものと嫌いなものがあり、好き・嫌いにいずれかのエサが該当した場合、そのエサの効果が変わってきます。ほかにもモンスターに該当するアイテムをあげたときの反応、モンスターが要求してくるもの(遊び)などに関わっています。
体型
1では数値化されていなかったものの、見た目に反映されていた体型が2ではモンスターデータに表記されています。激ガリ~激デブまで5種類あり、見た目以外でも体型を判断可能です。
修行・技の違い
修行で技を覚えるというのは1と2で共通していますが、少し仕様が違います。
クリティカル技の追加
クリティカルという概念はモンスターファームにもありましたが、それを発生させる確率の高い技がモンスターファーム2で追加されています。代わりに遠距離技というカテゴリはなくなりました。
上位技は「つかい込み」で覚える
モンスターファームの上位技はその修行地で上がるパラメータが高いこと、が大まかな技を覚える条件となっていましたが、モンスターファーム2で上位技を覚えるには「下位技をどれだけ使用したか」が重要となります。その上位技を覚えるにあたっては、下位技を決まった回数以上、大会で使用している必要があります。
ヨイワル技・固有技がある
モンスターファーム2ではヨイモンしか覚えない技やワルモン限定の技、また特定の種族しか習得できない技があります。ヨイワル技はヨイワル度が一定以上・一定以下でないと覚えられない技です。(バグによって覚えられない技もありました)
修行地の開放
MF1では初期の修行地が3カ所、Cグレード以上になるともう3箇所開放されていました。MF2では初期開放されている修行地は4カ所、Bグレード以上で超必殺技が覚えられる修行地が1カ所開放されます。超必殺技がA・Bといった分け方をされていないため、修行地は2で1カ所減っています。
修行地に現れるノラモン
モンスターファームの修行は4週終えると何事もなく(もしくは迷子になって)モンスターが帰ってくるのが基本です。しかしモンスターファーム2では4週の修行を終えたのち「ノラモン」に出会う可能性があります。
ノラモンにはE~Sグレードの実力を持つモンスターがいます。いずれかとランダムでバトルになって勝利すると懸賞金がもらえる仕様です。ノラモンの中には出会うだけでカードに追加されるレアなモンスターがいたり、隠しモンスターの開放条件になっていたりするモンスターもいます。
修行が得意な種族もいる
モンスターファーム2のモンスターの中には、特定の修行を得意とする種族もいます。その種族全般が修行を得意とするほか、派生種にも影響します。そのモンスターが得意とする修行地へ修行に行かせると、成功時の能力値が+1されます。
大会・バトル関連
大会の形式やバトルの仕様も1と2では少し違いがあります。
大会の違い
モンスターファーム2では大会が以下のように変わっています。
- グレードを1つ飛び級できる
- F表記のフリーランク大会もある
- 総当たり戦のほかトーナメント大会もある
- 5対5のチーム戦もある
- 公式戦の敵は変化する
- 大会後能力値がランダムで3つ上昇する
- 4大大会制覇後のレジェンド杯がある
バトルの違い
モンスターファーム2のバトルは以下のように変わっています。
- 与ダメージやガッツダウン量のランダム性が少し強い
- ためたガッツに応じて攻撃力・命中率が上昇するほか、防御と回避にも影響する
- ガッツ回復速度に応じて攻撃力、防御力、命中率、回避率に補正がかかる
- 吹き飛ばしを行った際、両モンスターではなく吹き飛ばされたモンスターが外側に移動する
- 敵NPCも吹き飛ばしを使って来るようになった
- 意味不明の発生率は忠誠度を上げても確率が減るだけで0にはならない
- タイムアップ時の残ライフ判定が細かくなった
- 状態変化(底力)のバリエーションが増えた
- 隠しパラメータとして「移動速度」が追加された
探検が冒険へ
名前が異なっても目的地を探索し、アイテムを持ち帰るという基本的なルールは同じです。2では冒険が以下のように変更されています。
- 各冒険地ごとに誘って来る人物が違う
- 行動力が日数ではなくモンスターのライフに依存するようになった
- 指定した方向に動いてもらうのではなく、自分で一歩一歩動かせるようになった
- 画面の向きが変えられる
- 探索ポイントの残りアイテム数が可視化された
- ワープポイントの追加
- 障害物の突破は全てちから依存
- 冒険地ごとに目的があり、それを達成することで大成功と表示される(通常は成功)
まとめ
隠しモンスターのイベント増加など、ほかにも上げればキリがないほど細かいところでも違いはあります。モンスターファーム2で追加された要素は多く、その分やり込み要素も多いのではないでしょうか。アルバイトや石盤再生など、違いをあげた中でも移植版で修正される部分はいくつかあると思います。
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