グウェント(Android/ios/PC)でのデッキ圧縮について解説した記事です。圧縮に使用されていることが多いカードを勢力別に紹介します。
デッキ圧縮の意味
グウェントウィッチャーカードゲームは最低25枚のカードでデッキが構成されています。試合が始まって最初に引けるカードはそのうちの10枚です。
そのため最初で自分のデッキのキーとなるカードが引けるか、ゴールドが引けるかは運によるところもあります。
3ラウンドに突入しても、キーカードがデッキの底に眠ったまま手札に来ない…というのはよくある話でしょう。
「キーカード・ゴールドカードが少しでも手札に来る確率を上げたい!」
そんなときに使えるのがデッキ圧縮という方法です。
デッキ圧縮の方法
デッキ圧縮は、主に「デッキからカードを引っ張ってくるカード」を使用して行われます。
そうすることでデッキのカード枚数が減り、2・3ラウンド目でカードを引いたとき、よりキーカードやゴールドが手札に来る可能性が高まります。
採用率高め!圧縮カード一覧
ここでは、勢力別にデッキ圧縮に使えるカードを紹介します。
ニュートラル
勅令
デッキにあるユニットを選んでプレイするスペシャルカード。
勅令は圧縮というより、キーユニットを確実に引っ張ってくるために使用されることが多いカードです。コスト10でどの勢力のデッキにも入れられるため、1枚作っておいてもいいと思います。
門
「デッキにあるコスト4のユニットを無作為に選んで2体召喚する。」
最近では採用率低めですが、エピック(紙片200枚で作れるカード)なのでグウェントを始めたばかりの方は活用できます。
また、どの勢力にも入れられるため汎用性が高いカードです。
コスト4のユニットを1度に2枚引っ張ってくるためデッキ圧縮にも活用できるほか、一気に盤面の戦力値を固めることもできます。ただし、コストが高いほか、1ラウンド目に来ないといったことも多いです。
キュロット
「このユニットは戦場を急襲し、戦いに力を貸してくれるかもしれない。」
見た目も可愛らしいキュロットは、カードをプレイしたとき、デッキから盤面に出てきてくれることがあります。
どのタイミングで出てくるかはランダムですが、出てくる確率は高いので早い段階で来てくれると圧縮に繋がります。
ローチより確実性に欠けますが、コスト9とリーズナブルなので採用率が高まっているカードです。
モンスター
ナグルファー
「デッキにあるゴールドを2枚無作為に見たのち、1枚を選んでプレイする。選ばれなかったカードはデッキの1番上に置かれる。」
ナグルファーはモンスターデッキに1枚は入れておきたいカードです。デッキにあるゴールドをサーチできるほか、選ばなかった方はデッキのトップに置かれるのがポイント。
ナグルファー使用後「ダンディリオン:詩人」や「ヴィーヴィス:呪術師」を使うと、選ばなかった方のゴールドがそのラウンド中に引けます。
フォグレット
「遺言:デッキから同名カードを召喚する」
コスト4で圧縮ができるコスパのいいブロンズカード。捕食すると戦力値をキープしたまま圧縮が可能です。
ウィスペス:生贄
「配備(間接):デッキにあるオーガニックカードを1枚プレイする。」
以前はあまり使用されていませんでしたが、アラキスの群れデッキでよく見かけるようになったカードです。
北方諸国
刺青隊の精鋭
「1ターン経過後、自身の同名カード全てをデッキから召喚する。」
戦力値4とブロンズの圧縮カードにしては高く、増やすこともできるためスコア稼ぎも期待できます。ただし除去されることも多いので、リーダーアビリティ「激情」を使用するかブーストして守りましょう。
ジョン・ナタリス
「配備(近接):デッキにある軍事カードを1枚プレイする。」
シナリオというカードが追加されてから使用率の高まったカード。
スコイア=テル
フォーヴ
「デッキにある自然カードを1枚プレイする。」
ブロキロンの水・森の呼び声などをサーチできるユニットです。調和をテーマとするデッキによく採用されています。
エリレン
「ターン終了時、自陣にエルフユニットが5体以上ある場合、デッキから近接列に召喚される。」
エルフ中心にデッキを組む際に入れておきたいカードの1枚です。リーダーアビリティ闇討ちの罠デッキなどによく使用されます。
森の呼び声
「デッキにあるスコイア=テルユニットを1ブーストしてプレイ。」
必ずといっていいほど、スコイア=テルに入っている圧縮・サーチカード。デッキにあるスコイア=テルユニットなら何でも引っ張って来れるほか、そのユニットを1ブーストしてくれるのもポイントです。
スケリッジ
エルミオン
「配備(間接):自軍デッキにある錬金術カードを1枚プレイする。」
スケリッジデッキでよく使用されるフラヤの祝福・シグルドリファの儀式は「錬金術」カードに属します。そのため、エルミオンでデッキからそれらのカードをサーチすることが可能です。
急襲艦隊
「敵軍ユニットに出血4ターンを与え、デッキにあるブロンズ船ユニットを無作為にプレイする。」
引いてくる船ユニットはランダムですが、船を入れたデッキに欠かせない圧縮カード。圧縮プラス出血も与えられ、コスト7というパフォーマンスの良さから採用率が高まっています。
ニルフガード
軍事会議
「デッキの一番上にある3枚のカードを見た後、1枚を選んでプレイする。」
リーダーアビリティ名采配のカード版で「戦術」カテゴリが付いているため、よく使用されています。
アファン・ヒラーグランド
「デッキの一番上に移動すると、自動的に近接列に召喚される。」
リーダーアビリティ「帝国陣形」で使用されることの多いカードです。圧縮といった意味ではあまり使われていないようですが、「アルブリヒ」と併せて使うと帝国陣形以外でも狙って召喚することができます。
【アルブリヒ=デッキにある任意のカードを一番上に移動させる。それがユニットだった場合、2ブーストを与える。】
メノ・クーホルン
「配備(間接):自軍デッキにある戦術カードを1枚選んでプレイする。」
戦術カードが多いニフルガードで重宝するユニットです。デッキに眠ったままの貴重なゴールド戦術カードもサーチすることができます。
禁衛旅団
「配備(近接):自軍デッキにある同名カード全てを配置列に召喚する。」
こちらもスターターデッキに組み込まれていますが、それ以外でもニルフガードデッキによく入っています。
採用率の高い理由は、「アルトリウス・ヴィゴ」の能力を使用すると、手札になくてもデッキから2枚引っ張って圧縮することが可能だからです。(デッキのブロンズユニット3種類以内の場合のみ、確実。)
アルトリウス・ヴィゴ経由だと、打点も一気に10稼ぐことができます。
【アルトリウス・ヴィゴ=自軍デッキに最初から組み込まれているブロンズユニットを1枚入手してプレイする(ただし戦力値1になる)。】
シンジケート
ヴィヴァルディ銀行
「デッキの一番上のカードに加え、所有するコインと同枚数のカードを上からみる。一番上のカード以外は、その順番に応じたコインを消費してプレイする。(利益3)」
上方修正されてから採用率の高まったシンジケートのサーチカード。使用すると利益3で3コイン増えるため、実質4番目までのカードはコインがない状態でもプレイできます。
彫刻士ファーゴ
「デッキにある犯罪カードを1枚プレイする。」
犯罪カードが欠かせないシンジケートではよく使用されているユニットです。 早めに使用してデッキ圧縮に使うのもおすすめ。
デッキによっては使える圧縮カード
以前はよく使われていたけれど、最近ではあまり見かけなくなった…という圧縮カードもあります。また、デッキによって入っていたり、いなかったりというカードも。場合によっては使えると思うので、もしタルから出たら活用してみてくださいね!
ニュートラル
ダンディリオン:詩人
「カードを1枚引いたあと、カードを1枚プレイする。」
決して悪くない能力なのですが、コストが12と重いです。各勢力ほかに優先したいカードは多いので、採用率は低めとなっています。
ローチ
「ゴールドカードをプレイするとデッキから召喚される。」
ゴールドカードをプレイしたとき、デッキから自動的に出てきてくれる可愛らしいユニット。プレイしたゴールドカードに加え、ローチの戦力値3がスコアにプラスされるところも有り難いポイントです。
圧縮・スコアアップに繋がりますが、コストが10もあるので採用率が低下気味。
アルズールの複十字
デッキにある最高戦力値ユニットを引っ張ってくるスペシャルカード。
戦力値の高いユニットを所持していて、確実に引きたいときに使用するのがおすすめです。
進軍命令
「デッキにある最低戦力値ユニットをプレイする。」
アルズールの複十字とは逆の効果を持つカード。戦力値の低いユニットがキーカードとなっている場合、確実に引くことが期待できます。
ヴィレム王子
「デッキにあるゴールドカード1枚を無作為に選んでプレイする。」
無作為とはいえ、コスト6なので圧縮が足りないデッキに入れるのも1つの方法です。ただしデッキの中にゴールドが多い状態で使うと、今来てほしくないカードが来てしまうこともあるため要注意。
エスケル・ヴェセミル・ランバート
エスケル・ヴェセミル・ランバートのエピックカード3種類。3つデッキに組み込んでいると、いずれか1枚手札からプレイするだけで他の2人がデッキから出てきます。
以前は必須カードとなっていましたが、戦力値を下げられたため今ではほとんど使われていません。
モンスター
ヴィーヴィス:呪術師
「配備(近接):手札にあるカードを捕食し、カードをデッキから1枚引く」
鉄の裁定で追加されたカード「イギャーン」を活かせるため時々使われています。
【イギャーン=手札に等しいアーマーを得る。アーマーを持たない場合、自身を破壊する。】
ワイルドハントの騎兵
「支配:自軍デッキにある同名カード1枚を召喚する。」
フォグレットに比べコスパが良くないためか、スターターデッキ以外ではほとんど見かけなくなりました。支配が取れるデッキならまだまだ使えると思います。
北方諸国
ヴァーノン・ロッシュ
「デッキの一番上にあるカード2枚をプレイする。(密偵)」
リーダーアビリティ挟撃などで使用されることもありますが、採用率は高くありません。1度に2枚のカードをデッキからプレイできますが、コスト12かかるうえに、コストに見合った働きをしてくれないこともあります。
ダン・バナー隊
「ブーストを得ると、デッキから同名カードを全て召喚する。」
北方諸国のデッキでもリーダーアビリティ王の激励なら、相性がいいため入っていることが多いカードです。ほかのリーダーアビリティではあまり見かけません。
スコイア=テル
ノヴィグラド流の正義
シンジケートでも使える2勢力カードですが、ドワーフデッキの強いスコイア=テルで主に使用されます。効果の変更によって最近は採用率が低くなりました。
マハカムの義勇兵
「配置列にドワーフユニットがある場合、自身の同名カードを1枚デッキから召喚する。」
スターターデッキにも組み込まれていますが、こちらもドワーフデッキでよく使われているカードです。配置する列にドワーフがいないと能力が発動しないので注意。
最近はノヴィグラド流の正義とセットで使用されています。
イオルヴェスの第一手
「罠カードがデッキに4枚以上組み込まれている場合、そのうち2枚を無作為に選んでデッキからプレイする。」
罠をサーチするスペシャルカード。罠デッキではかなり使えるカードですがコスト13とかなり重いです。
アイゼングリムの評議会
「デッキにあるドワーフ・ドリアード・エルフユニットを1体ずつ無作為に見たのち、1枚をプレイして2ブーストを与える。」
コスト8と森の呼び声に比べ安いものの、無作為チョイスであるためまだまだ採用率は低めのカードです。
ブロキロンの歩哨
「2点ダメージを与え、対象のユニットが破壊されると同名カード1枚が召喚される。」
追撃しないとデッキから同名カードを召喚することができないといった難しさがあります。急所攻撃のリーダーアビリティとセットで使用されることが多いですが「圧縮」として使用されていることは少ないためここに記載しています。
スケリッジ
ビルナ・ブラン
「カード2枚を引いた後、カード2枚を破棄する。」
破棄をテーマとしたスケリッジのデッキでは見かけることがあります。破棄して墓地に行くと盤面に出るユニットと併用して使えば高い打点が期待できることも。
ドラムンドの盾乙女
「ダメージを負うと、デッキにある同名カード1枚を召喚する。」
このカードにはあえてダメージを与えなければならないため、熊の儀式以外のリーダーアビリティでは発動のタイミングが難しく、見かけることも少ないです。
ニルフガード
ヨアキム・ド・ヴェット
「デッキの一番上にある密偵を持たないユニット1体をプレイし、それに8ブーストを与える。」
無作為ではありますが、デッキから8ブーストしたユニットを引っ張って来れる密偵カードです。
ダン・タインのロデリック
「デッキにあるゴールドカード2枚を無作為に見たのち、1枚をプレイする。」
コスト6で優秀な能力を持ったニルフガードのユニット。使えないことはありませんが、軍事会議などが台頭してきたためか採用率が下がったように思えます。
シンジケート
カジノの用心棒
「デッキにある自身の同名カードすべてを配置列に召喚する。(謝礼2、狂気)」
謝礼2を支払うとデッキから同名カードを召喚するブロンズユニット。コインがない場合は狂気を発動させ、2ダメージを負うことで能力が発動可能になります。
下水の略奪者
「デッキにある自身の同名カードすべてを配置列に召喚する。(備蓄4)」
コインが4枚以上貯まった状態で場に出すと自動的に同名カードが召喚されます。カジノの用心棒ともに悪くはない能力ですが、シンジケートでは門や勅令・彫刻士ファーゴなどゴールド圧縮カードの採用率が高いためかあまり使われなくなりました。
アーティファクトサーチ
アヴァラック:賢者
「配備(間接):デッキにあるアーティファクト1個をプレイする。」
アーティファクトを確実にプレイしたい場合は、アヴァラック:賢者が使えます。
スペシャルサーチ
千のおとぎ話の国
「デッキにあるスペシャルカード1枚をプレイする。」
スペシャルカードを確実にプレイしたい場合にはこのアーティファクトが活用できます。